ハンサムな彼女/吉住渉

初読ではないのだけれど、…10年振り?に読んだ。小学生以来。なんだかすごい話だったんだなーと思った。私がリアルタイムで読んでいたのは第二部以降で、たぶん第一部は初読。1巻は読んだことあったんだけど。全9巻で、内容は、人気アイドルの未央と映画監督志望の一哉のラブストーリー。小学生の時には何も疑問に思わなかったと思うんだけど、すっごい無理矢理なところが結構あって、わー、少女漫画ってすごいなー・・・と思ったり。
収が未央を諦めるところとか、「何でそんな簡単に諦めるわけー、チャンスなのにー」とか思って読んでた。一哉も好きだけど収が好きだなー。女の子はやっぱ未央が好き。りぼん掲載時に、みちるがとても嫌いだった思い出があるんだけど、今読んでみると、そんなに嫌なキャラでもないのよね。別に未央がいぢわるされたってわけでもないし。会社の意向だし。私、大人になったのね…。
で、この漫画、とにかくカップルだらけな漫画だった。みんな一番好きな人とうまくいくんだ。そんなんでいいのかな。
後半(9巻)、一哉が異様に可愛かった。なんだかこの人はキャラが一定しないなぁ。『そんなに子供が好きなら俺が作ってやるよ!』って、この台詞は当時のりぼん的には良かったのかなー?たぶん、私も含め、当時のりぼん読者の半分以上が、この台詞の意味がよくわからなかったのではないかと…。この台詞の、というか、その後の未央の反応の意味が。てゆーか、これ以前に未央はキースの家に泊まったときに、『一哉にだったら何されてもいい』とか思ってるのになぁ。女心は難しいなぁ。(そーゆー問題じゃない気もするけど)