ロックンロールミシン/鈴木清剛

ミシンのリズムで刻む8ビートの三島賞受賞作!

ずっと読みたいと思ってて、でも映画の原作でしょー、どうしよっかなー、とか思ってて。でも、読んでみて良かった。すっごいスピードで読破。買ってから読み始めるまでの方が長かった。読み進むにつれて「え?」「え?」ってなって、クライマックスが一番「えっ???」ってなった。
凌一〜〜〜!
なんだそれ!凌一はよくわからんキャラのまま、どんどんよくわかんなくなって、最後までよくわかんなかった。
カツオが好き。
椿も好き。
みんな好きだけど。
凌一はよくわかんない。
映画見てみようかな。もうビデオなってるのかなー。この話は、結局、何も変わらなくて、何かを変えるのって大変なことなんだなーとか、思ったり。変わらないことも難しいけれど。でも、みんな変わっていくのよね。変わっていないようで、変わっていく。

12/3 追記。

凌一はやっぱよくわからないけれど、そうするしかないってことはちょっとわかった。
ロックンロール、だし。でも、やっぱりそれは凌一が男だからで、椿にそれを強要するのはどうなのかな、と。