香水

一ヶ月半くらい前に、付き合っていた人とお別れをしました。でも、一ヶ月前に彼に会いました。そのとき、ちょうど彼の誕生日だったので、香水をプレゼントしました。サムライ。彼はそれを『餞別』と言いました。わたしは何も返せなかった。二度と会わない相手に好きな香りをプレゼントするなんて意味のないことだから、わたしはまた彼に会う口実にこれをプレゼントしたんだなあっていうのがわかってしまって、でも彼にそれを悟られたくなくて、曖昧ににごすことしかできませんでした。彼はわたしとの関係に未練なんてなくて、わたしがひとりで引きずっている、というのがそのあとの何回かの電話でもわかってしまったし(彼はそうは思っていないかもしれませんが)いい加減しんどい。まだ引きずってる自分が情けない。彼が読むかもしれないから、彼とお別れしたことをはてなに書けなかったし。本当にお別れしたのかわからなくて。もしかしたらやり直せるんじゃないかと思って。情けない。少し強くなりたい。から書いておくことにしました。やり直したいとか書いているけれど、やり直すことを拒否したのはわたしっていう矛盾も、わたしの弱さだと思います。遠距離に負けたのはきっとわたしのほう。