読んだ

レンタル・チルドレン (幻冬舎文庫)

レンタル・チルドレン (幻冬舎文庫)

美丘 (角川文庫)

美丘 (角川文庫)

金曜日、仕事の移動で片道1時間以上電車に乗らなければならなかったので、読書。山田悠介の文章は読みやすくて好きなタイプなのですが、残念ながら私はホラーが好きじゃない…!ってことに読み始めてから気づきました。さくさく読めましたけど、気持ち悪い…読後感はあまり良くなかったです…。背筋が寒いよー。一番怖いのは奥さんです。心の闇というか。美丘は…重かったです。軽い気持ちで読み始めて後悔した。つらくて、読み終わって本を閉じた後、普段だったら気になったシーンを読み返したりするんですけど、開くことができませんでした。今日を大事に生きよう、と、大切な人を大切にしたい、と思いました。話の展開としては、今はやりのケータイ小説にもありそうな、あと、余命一ヶ月の花嫁にも通じるものがありそうな展開ではありますが、石田衣良の文章はさすがだなぁと思いました。構成が巧い。あと、ラスト、終わり方が。石田衣良の小説には考えさせられることが多いです。